【オリュンポス12神】ギリシャ神話のレギュラーメンバー【サーガレビュー第2回】

神話の中の神話。
王道中の王道。
ロード オブ ミソロジーことギリシャ神話。

このギリシャ神話には数多くの神、英雄、怪物が登場し、物語を彩ります。

サーガレビュー第2回は、オリュンポス12神です

ギリシャ神話には数多くの神々が登場します。
その中でも一貫して主役を張るのが主神ゼウス

ゼウスは父であるティタン神族クロノスを打ち負かし、天界を支配することになります。
そのゼウスを頂点に、天界を牛耳るのが今回ご紹介させて頂く「オリュンポス12神」なのです。

彼、彼女等は云わばギリシャ神話における神々の一軍メンバー。
彼らを知ることで有名な神についてはひとまず網羅出来ます!

多神教世界の創作にも役立つと思いますので、創作やファンタジーに興味のある方はどうぞ、最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもオリュンポス12神とはなんぞや?


オリュンポス12神とは、オリュンポスの山に棲む、オリュンポス神族の中で、特に強力な12柱の神々の事です。

オリュンポス山とは、ギリシャのテッサリア地方にそびえる標高2917mの山であり、ギリシャ国内では最高峰であります。

主神ゼウスはティタン神族を率いる父クロノスを戦いの末に討ち取り、天界の支配者の座に就きました。
そして世界を三分割し、二人の兄、ハデス、ポセイドンと共に分割統治します。
天空はゼウス。
海はポセイドン。
地下に広がる冥府をハデスが治めることになりました。

その後ゼウスは新たなる神々を生み出すことで、着々と地盤固めをしていったのです。

こうして後の世に「オリュンポス12神」と謳われる神々が勢揃いします。

ギリシャ神話全体についてはこちらの記事からどうぞ!
【ザ・神話オブ神話】5分でわかるギリシャ神話の世界【サーガレビュー第1回】

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オリュンポス12神

実は12神は説により何人か入れ替わることがあり、候補は14人ほどいたりします。
しかしここでは概ね語られるメンバーをご紹介させていただきます。

No.1 主神ゼウス


ギリシャ神話最大にして最強がこの天空の支配者ゼウスです。
父は農耕神クロノス、母は女神レア。
オリュンポス神族を率い、ティタン神族とクロノスを倒し天界を手に入れました。
武器はイカズチ。
雷霆(らいてい)と呼ばれる神器を駆使し、雷を操ります。
たいへんな好色で、美女であれば誰にでも手を出し、その度に妻のヘラから恨みを買っています。
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【最高神ゼウス(ジュピター)】ギリシャ神話の最強主人公【ヒーローレビュー第3回】

No.2 正妻ヘラ


ヘラはゼウスの正妻です。
同時に姉でもあります。
女神の中で三指に入る美女ですが、ゼウスの浮気癖にいつも激しい嫉妬を燃やしています。
逆にヘラ自身には浮わついた逸話はありません。
そのため「貞淑な妻の鑑」と称賛されます。
ただしゼウスの浮気相手やその子供には容赦をしない鬼の面も併せ持ちます。
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No.3 太陽神アポロン


古代ギリシャ人の理想像を描き出した好青年。
父はゼウス、母はティタン神族の女神レト。
頭脳明晰、スポーツ万能。琴の名手で超絶イケメンの両刀使い。男も女もOK。
ただし失恋が多く恋愛下手なのも人気の要因かも。
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No.4 月の女神アルテミス


弓が得意で狩猟を司る女神。
アポロンの双子の妹。
浮気性の父ゼウスを反面教師とし、純潔を由とする「処女性の守護神」でもある。
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No.5 大地の女神デメテル


豊穣神であり、大地に恵みを与える女神。
ゼウスやヘラの姉にあたる。
ゼウスやポセイドンに迫られたり、娘のペルセポネをハデスにさらわれ無理やり妻にされたりと、この三人に対し不信感を募らせている。
そのため最後は老婆に姿を変えて身を隠してしまった。
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No.6 海神ポセイドン


海底の神殿に住み、海を統治する。
ゼウスの兄にあたる。
ゼウスに劣らず好色で、あのメデューサを怪物にしてしまった原因を作った神。
女神アテナの神殿でイチャついたため、アテナの怒りを買い、メデューサは怪物に変えられた。
また、アテナとは仲が悪く、アテナイの街の守護神の座をかけて勝負したこともある。
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No.7 戦の女神アテナ


戦の女神だが、織物や刺繍など技芸も司る。
父はゼウス、母は女神メティス。
「メティスが男を産んだ場合、ゼウスは王座を失う」という予言を恐れ、ゼウスは胎内のアテナごとメティスを丸呑みにしてしまう。
しかしある時激しい頭痛を覚え、頭をカチ割ると鎧甲冑姿の成人したアテナが飛び出してきた。
生まれたのが女であったため、その後ゼウスはアテナをたいそう可愛がった。
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No.8 軍神アレス


粗暴で残酷な荒くれ者のヤンキースタイル。
父はゼウス、母はヘラという正統な血筋を持ちながら、12神中1番の嫌われ者がこのアレスです。
しかも軍神の名を戴きながらも生涯戦績は負けが込んでいるという。
反面、ローマ神話に輸入された際には軍神マルスとして一躍主役級の人気者になります。
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No.9 美の女神アフロディーテ


英名ヴィーナスとして有名な愛と美の女神。
ゼウスの祖父であり、先々代の支配者ウラノスの切り取られた男性器が海に投げ捨てられた際、立ち上る泡から生まれてきた。
エロスという恋のキューピッドを使い、人の恋路を弄ぶ、愛に奔放すぎる彼女だが、夫は神界一のブサメンである鍛冶の神ヘパイストスだったりする。
そこに愛はないけれど。
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No.10 鍛冶の神ヘパイストス


鍛冶の腕前は一級の神。
父はゼウス、母はヘラ、アレスは兄弟。
正統な血筋を持ちながら、しかしあまりにブサイクであったため、なんとヘラに捨てられた可愛そうな子でした。
運良く海のニンフ(妖精)に拾われ育てられたのですが、そこでなんと鍛冶技術の才能が開花します。
そしてトラップを仕掛けた黄金の椅子をヘラに贈りリベンジを果たすと神界に復帰。
さらにヘラの口添えで無理矢理アフロディーテを妻にします。が、奔放な美の女神には相手にされず、自身はアテナを好きになってしまう始末。
ちなみにアテナの「アイギスの盾」やあの「パンドラの箱」は彼の作品です。
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No.11 炉の女神ヘスティア


ゼウス、ヘラ、ハデス、ポセイドン、デメテルを弟妹に持つ彼ら兄弟姉妹の長女。
炉、もしくは竈(かまど)の女神であり、生活には欠かせないという意味で神格は高いのだが、ヘスティア自身が地味でマイナー。
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No.12 神々の伝令ヘルメス


口が巧くお調子者。機敏で才知溢れるトリックスター。
「商人と泥棒の守護神」「旅人の守護者」とされる。
父はゼウス、母は女神マイア。
ゼウスの浮気の尻拭いに駆り出されることから気に入られている。
英名マーキュリー。ローマ神話ではメリクリウス。フランス語読みでエルメス。
高級ブランドのエルメスは旅行用の鞄や靴を扱うことからこの神の名を戴いた。
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番外 オリュンポス12神以外の重要な神

酒の神ディオニュソス


英名はバッカス。オリュンポス12神に数えられる場合もある。
人間に酒を教えた神で、作り方を教わったイカリオスは、町中に酒を振る舞った。
しかし初めて酔っ払った人々は毒を盛られたと勘違いしイカリオスを殺してしまった。
激怒したディオニュソスはその町に飢饉と悪病を流行らせた。
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冥界の王ハデス


冥界を統治するハデスはゼウスとポセイドンの兄であるが、常に地下世界の宮殿にいるため、オリュンポス12神には数えられない事が多い。
そんな彼の心を慰めるのは誘拐して結婚した妻のペルセポネと、ペットである地獄の番犬ケルベロスである。
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プロメテウス


彼はティタン神族である。
ゼウス率いるオリュンポス神族優勢と見るや寝返ってゼウスに忠誠を誓った。
しかし彼は人間を最も可愛がってくれる神で、ゼウスの許しを得ずに人間に「火」を与えたため、罰として三万年もの間、磔にされ巨大なワシに肝臓をついばまれる責め苦を負った。
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アトラス


プロメテウスの兄。
ティタン神族であり、ゼウスに歯向かった罪で「天空」を支え続ける罰を受けている。
元々は天空であったが、後世、拡大解釈され今では「地球」を支えていることになっている。

大地母神ガイア


原初の混沌から生まれた最初の女神。
ガイアが神々を生むことで、この世界は創生した。
ウラノス、クロノス、ゼウスの3世代をずっと見守り、あるいは敵対し、神だけでなく多くの怪物も生み出した。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はギリシャ神話の一軍メンバーであるオリュンポス12神と他数名を一挙に取り上げてみました。

より詳細についてはまた個別記事を挙げさせていただきたいと思いますので、楽しみにしていてください。

ところでギリシャ神話は王道中の王道、神話の中の神話と思われますが、必ずしも全てがオリジナルというわけではありません。

体系立ててまとめられたのは紀元前8世紀頃だとされ、口承ではそれよりも1000年以上前から語り継がれてきたものだとされています。

当然モデルとなった神もいたわけです。

それはより旧く有名なシュメール神話やバビロニア神話などに限った事ではなく、もっともっと小さなコミュニティで崇拝されていた、今となっては名前も忘れ去られたであろう旧き神々であったりもするのです。

それは征服した民族を従わせるためであったり、単純に影響を受けたためであったりと様々ではありますが、太古の神話ですら完全オリジナルは難しいのだとも言えますよね。

創作を志す者ほど、多くの情報をインプットしています。
それを巧いことアレンジしてアウトプットするのが腕前だと言えましょう。

それではまた!

 

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この記事を書いた人

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