【火炎系魔法名リスト】厳選RPG67シリーズタイトル【マジックスペルレビュー第1回】

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魔法の名前、どうやって決めよう?

ファンタジーの常套句としてもっともらしいのが「剣と魔法」でしょう。

別にファンタジーだったら「拳と怪物」でも「姫と悪魔」でもなんでもいいはずです。
けれど一番しっくり来る、一番世に広まっているのはやっぱり「剣と魔法」ですよね。

それだけこの二つはファンタジーには欠かせない。

さて、創作を志す皆さんは当然「魔法」についてあれこれ設定を考えたことがおありでしょう。
そこで多くの方が同じような悩みにぶち当たると思うんです。
魔法の名前、どうやって決めよう?

世界観は壊したくない。
でも単に英単語じゃシンプルすぎて味気ない。
造語ばかりもどうだろうか?

そこで古今のRPG作品を引っ掻き回して、有名タイトルの魔法名を書き出してみました。
するとそこから名の由来や法則性が作品ごとに見えてきました。

ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

一定の知名度と数作のシリーズを重ね、かつ作品間で名称が共通しているタイトルを中心に選びました。
あの作品がない、などの憤りもございますでしょうが、ご容赦願いたいと思います。
なおこの記事はデータがそろい次第、随時更新していく予定です。
投稿日2021年9月25日/最終更新日2023年3月18日

目次

ゲームにおける魔法の3段階について

その前にゲーム、特にRPGにおける炎魔法の特徴について少しだけ。

今回取り上げる炎魔法については原則「攻撃魔法」としての炎魔法に限ります。
それも炎を敵に当てることを前提にした魔法です。
味方の武器や鎧に炎をまとわりつかせるような類の魔法は除外させていただきました。

また説明文などで「爆発」や「熱」などという表現が主体の物も除外させていただいております。

さて、RPGに顕著な攻撃魔法の特徴として、だいたい弱、中、強の3段階に分けられることが挙げられます。
特にコンピュータRPGにそれが顕著で、その中でも「炎」「氷」「雷」といった、いわゆる3系統はこのパターンが多いです。

ところがテーブルトークRPGなどのアナログゲームや小説、マンガといった媒体になると、この3段階の強弱という概念は薄れます。
そもそもにして、この3段階というあり方がとてもゲーム的でシステマチック、かつプレイヤーに成長度合いをわかりやすく示すものなのかもしれません。

その辺りを踏まえてみると、魔法名称の付け方にも法則性があるのがよくわかるかと思います。

4大RPGの火炎魔法名

ドラゴンクエスト』シリーズ

メラ
メラミ
メラゾーマ
メラガイアー
敵単体攻撃用呪文。
単体ゆえに最も火力が高く、対ボス戦でも重宝する。
名称は火が「メラメラ」燃える擬音系かと。
大魔王ゾーマの名を冠する部分に何か裏設定を感じる。

ファイナルファンタジー』シリーズ

ファイア
ファイラ
ファイガ
シンプルに英単語から命名。
ラ系、ガ系と強さがランクアップする。
獣系、アンデッド系に強いなどという事もある。

女神転生』シリーズ

アギ
アギラオ
アギダイン
(以上単体用)
マハラギ
マハラギオン
マハラギダイン
(以上複数用)
単体向けは「アギ」だが、複数になると「ラギ」と語感が変化。
全系統で複数用には頭に「マハ」が共通。
サンスクリット語で「偉大」という意味。
全系統で最上級3段階目は語尾に「ダイン」が共通。
真 女神転生III NOCTURNE HD REMASTER

ウィザードリィ』シリーズ

ハリト
マハリト
ラハリト
基本炎魔法。
ハリトのみ単体用。
頭に「マ」「ラ」と付くのは他系統も同様。

他RPG作品

『アークザラッド』シリーズ

バーングラウンド
エクスプロージョン
ヒートウォール
ファイアーストーム
2の主人公エルクは炎使い。

『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』

バーニングハンズ
ファイアーボール
フレイムアロー
『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は『D&D』系のゲーム

『アルトネリコ』シリーズ

フレイメア
ドラゴンフェルノ
これは1作目のヒロイン、オリカが使える詩魔法

『アルバートオデッセイ』シリーズ

フレアボルト
バーストフレア
よく見る単語の合成

『アレサ』シリーズ

ファイアバーン
ファイアボルト
ファイアフォース
ファイアグレード
ファイアに対するこだわりを感じる
2023年現在、リメイクしたら売れるんではなかろうか

『インフィニットアンディスカバリー』

ファルト
ファノーガ
ファウズ
セファルトリオ
ファウズデクス
火の玉
火柱
火の壁
分裂する火の玉
直線状に火柱

『ヴァルキリープロファイル』シリーズ

バーンストーム
イフリートキャレス
ファイアランス
カラミティブラスト
エクスプロージョン
グランドトリガー
ニーベルンヴァレスティの印象が強い作品

『ヴァンダルハーツ』シリーズ

ファイヤーロール
ボンバーフレア
サラマンダー
アポロ
アストラルファイア
アストラルファイアは夜空から炎を呼ぶ大魔法

『ウィザードリィ6・7』

ファイアーボール
ファイアーボム
ファイアーストーム
ニュークリアブラスト
ウィズらしさとは?

『ウルティマVI』

ファイアボール
エクスプロージョン
フレームウィンド
始祖ですから

『エストポリス伝記』シリーズ

フ・レイ
フ・レア
フ・レイア
フ・レイアは火の鳥を呼び出しての攻撃。

『エルナード』

ファーク
フレイム
ファクザン
ファイヤー
ファクとは?

『エルミナージュ』シリーズ

バラド
バラドス
マバラド
ラバラド
『ウィザードリィ』オマージュ作品なので「マ」「ラ」の法則に則っている。

『カードマスター リムサリアの封印』

炎撃
炎撃波
炎断撃波
炎撃が基本

『貝獣物語』シリーズ

バン
バンガ
ババンガ

ギガバンガ
主に2作目の『大貝獣物語』にて系統が成立した。
燃える(burn)という英単語と擬音のミックス。

『ガデュリン』

あやしび
かさいりゅう
しゃくねつ
はどうねっぱ
SFですが魔法名は日本語。
漢字にすると「怪し火」「火砕流」「灼熱」「波動熱波」。
カッコいい! 是非リメイクしてほしい!

『がんばれゴエモン外伝』シリーズ

カエン
どカエン
えびす丸が使用可能

『ククロセアトロ』

ハンマ
サイア
イグス
テンブ
なんとなく聞き馴染みのある言葉のもじり

『グランディア』シリーズ

ヴァーン
ズンガ
語感かなぁ

『グローランサー』シリーズ

ファイアアロー
フレア
ファイアライン
主に「IV」から。

『黒の剣』

バーニングスフィア
火龍召
金髪の剣士と黒髪のくノ一のペア

『コズミックファンタジー』シリーズ

バーン
フレイア
2は名作

『ザ・ラストバトル』

ファイアボール
エクスプロード
火球と爆発
わかりやすさでは1番

『シャイニング・ザ・ホーリィアーク』

ブレイズ
かとん
プレイヤー自身で発動レベルを上げられる。

『邪聖剣ネクロマンサー』シリーズ

フレア
フレアルト
残念ながら上位魔法は「雷撃」に置き換わられます。

※ニンテンドーDSiにて配信されていた続編『邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN』(公式サイト)は、2023年3月28日ニンテンドー3DSのe-shop終了に伴い配信停止されます。

『シャドウハーツ』シリーズ

レッドレイヴ
レッドブレイズ
レッドクレイドル
レッドクレスト
PS2で1番面白いRPG。
紋章魔法といって紋章を装備すると使える。
あまり使った記憶がない。

『シルヴァ・サーガ』シリーズ

ファボル
ファボラ
メタファイ
世界観は『ミネルバトンサーガ』『ガデュリン』と同一

『ジルオール』シリーズ

ファイア
ブレイズ
ヘルファイア
シナリオに凝ると魔法名はシンプルになる傾向?

『神聖紀オデッセリア』シリーズ

マルス装備したタリスマンによる魔法
火炎攻撃

『神仙伝』

火輪(かりん)の術
灼輪(しゃくりん)の術
大火輪(だいかりん)の術
真火(しんか)の術
雷炎(らいえん)の術
三昧真火(さんまいしんか)の術
火を使った術で氷の魔物に対して効果的

『スターオーシャン』シリーズ

ファイアボルト
エクスプロージョン
バーストフレイム
4から。
呪紋としての火魔法で。

『ソウルアンドソード』

フレイ
ブレイザー
フレイというと北欧神話を連想する

『ダウンザワールド』

カリンガ
エクスカリンガ
カリン
火輪?

『テイルズオブファンタジア』

ファイヤボール
ファイアストーム
イラプション
エクスブロード
テイルズってあんまり魔法の印象がない
シンプルな英単語だし

『デスブリンガー』

爆燃
火球
炎の盾
太陽の光
感じだけど少し珍しい名称

『天外魔境II 卍MARU』

鬼火
火天
残火
軍炎
神炎
漢字は豊富にあるから名付けるのも面白い

『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』シリーズ

フラム1,2,3,4,5数字で強化版を表現する方式

『忍者らホイ!』

きつねび
ひばしり
使用回数が増すごとに「スーパー」「ハイパー」「ウルトラ」「ミラクル」と5段階に強化される

『バズー! 魔法世界』

バーニング
フィアスフィア
魔法が題材でシナリオがいいゲームとのこと

『ビヨンド ザ ビヨンド』

ファイアボールシンプル!

『ファンタシースターオンライン』

フォイエ
ギフォイエ
ラフォイエ
実は序盤しか遊んだことないのでフォイエ以外わかりません

『BUSIN』シリーズ

クレタ
ザクレタ
ジャクレタ
クレストって「紋章」とか「山頂」という意味らしい。
「ファイアクレスト」という名の戦闘機が第2次大戦時にあったらしい。
だから炎魔法名に使われたりするみたい。

『プリンセスミネルバ』

ファイアー
ヘルファイアー
地名やキャラ名はスキー用品のブランド名と凝っているのに魔法はシンプル

『ブレイズアンドブレイド』シリーズ

ファイヤーバレット
ブレイズ
エクスプロージョン
タイトルにもブレイズとあるしね

『ブレインロード』

フレイムリング
ファイヤーボール
ファイ「ヤ」-なところにこだわりを感じる

『ブレスオブファイア』シリーズ

パダム
パダーマ
パドラーマ
語源は何だろう?
造語系かな?

『ヘラクレスの栄光』シリーズ

バーン
バンガー
バンガルム
全て敵全体攻撃用。
残念ながらギリシャ語由来ではなさそうだ。

『弁慶外伝 沙の章』

軌炎
軌炎陣
灼解
火龍裂光陣
なんでだろう?
『天外魔境』の方がセンスを感じる

『マイトアンドマジック』シリーズ

パイロ
パイロラ
パイロガル
パイロサント
パイロ(焦性)

『MOTHER』シリーズ

PKファイアーα β γ ΩPSIなので超能力

『ミスティックアーク』

ファイアー
ファイアストーム
ファイアボール(以上単体用)
レッドバーン
ヒートサイクロン
プロミネンス(以上敵全体用)
ストーム(嵐)よりボール(球)の方が強いのは珍しいですね。
最上級としてプロミネンスとは時折見かけますね。

『モンスターメーカー』シリーズ

フレイム
ハイフレイム
パワーフレイム
(以上敵単対用)
フレイムボム
フレイムウォール
フレイムストーム
(以上敵全対用)
ファイアもフレイムも意味は「火炎」です。
区別したいのであればファイアは「火」、フレイムは「炎」です。
性質を指す「火」。燃える様を指す「炎」。

『リグロードサーガ』シリーズ

ファイアーボール安定のファイアーボール

『LUNAR』シリーズ

ファイアブラスト
フレイムサークル
インフェルノ
キャラクターデザインはアイマスの人

『ルナティックドーンオデッセイ』

ファイアプレイ
フレイムタンブラー
バーニングホイール
炎の球を発射する
大きな炎の球を発射する
炎の竜巻を生じさせる

『レジェンドオブドラグーン』

フレイムショット
イクスプロージョン
ファイナルバースト
主人公ダートが赤竜王のドラグーンに変身すると使える。

※PS4&PS5にて配信中。PS3&PSVITAゲームアーカイブス配信中。

『レナス』シリーズ

ズザン
ズゾムン
ズゾボン
不思議な語感

『ロードス島戦記』

ファイアボルト
ファイアストーム(以上精霊魔法)
ファイアボール(古代語魔法)
『ソードワールド』と同一世界なのでルールも同じ

『ロストオデッセイ』

フレア
フレアラー
フレマイン
フレアラス
フレアになんとなくの語感?
いい香りがしてきそう

『ワンダラスマジック』

ファイアー(最大レベル5)主人公の女の子以外、仲間は老人ばかり

原作モノRPG作品

『スレイヤーズ』シリーズ

フレア・アロー
ファイヤー・ボール
バースト・フレア
(以上精霊魔法 火)
ボム・スプリッド
ガーヴ・フレア
(以上黒魔法)
黒魔法は魔族の力を借りて行使する。
対象の魔族を討伐してしまうとその黒魔法は使えなくなる。

『BASTARD 虚ろなる神々の器』

爆裂(ダムド)
焦熱波(デイオ)
怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)
爆烈焼球(インテリペリ)
爆炸剣(ヴォン・ファイオ)
爆炎障壁(ガンズン=ロウ)
獄炎爆烈弾(セバルチュラ)
武帝焔怒(ヴァウ・ワーウ)
爆炎波動(ヘリオン)
爆流温炎陣(マーシャルロウ)
琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)
爆流殲熱王子
主人公であるダーク・シュナイダーが「爆炎の魔術師」と呼ばれるだけに炎系魔法が大量に登場します。
ですがこのリストではあくまで上記のRPG作品にのみ登場する炎系魔法をリストアップさせていただきました。

ちなみに最下段の「爆流殲熱王子」は召喚士イダ・ディースナの扱える「召喚神(火)召喚」魔法です。
たぶんゲームオリジナル魔法。
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Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド) 30日間無料体験
――月額980円(ひと月二冊で元がとれる)200万冊以上が読み放題。お好きな端末で利用可能。

『魍魎戦記MADARA』シリーズ

ほのおのかべ
かえんじごく
バクエンゲキジュ
バクエンレツジュ
バクエンメツジュ
平仮名のはファミコン版
片仮名のはスーパーファミコン版
共に原作には未登場

まとめ


いかがだったでしょうか。

やはり群を抜いて多い印象が「ファイアボール」ですかね。
そして英単語の組み合わせでカッコいいのを探すというのが常道のようです。
擬音だと少しコミカルに、造語だとセンスが問われる。
しかしこうしてみるとひいき目もありますが、ドラクエ、メガテン、ウィズはセンスにおいて抜きんでているかな、と思います。
しかしながら圧巻なのは原作はマンガですが『BASTARD!! 暗黒の破壊神』でしょうか。
漢字の当て字にカタカナでルビを振る手法って、今ではスタンダードですがこの作品が走りだったのではないですかね。
そして命名も呪文詠唱も洋楽バンドから文字ってるのは当時知識のなかった子供たちからするとただただカッコイイものだったんですよね。

みなさんも創作力をフルに発揮してカッコイイ魔法名を作り出してくださいね。

それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

亜人世界をつくろう! ~三匹のカエルと姫神になった七人のオンナ~
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