『ドラゴンランス戦記 1 廃都の黒竜』【ブックレビュー第1回】

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概要

『ドラゴンランス戦記 1 廃都の黒竜』はテーブルトークRPG『アドバンスト ダンジョンズ&ドラゴンズ』の設定をベースに北米で書かれたファンタジーノベルです。
作者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン。

本作は人間やエルフ、ドワーフらが共存する剣と魔法の世界「クリン」を舞台に、邪悪なドラゴン軍との世界存亡を賭けた一大戦記物で、発表後、瞬く間に大ベストセラーとなりました。
翻訳版は富士見ドラゴンノベルズとして、富士見書房より1987年5月20日初版発行。翻訳はグループSNE代表、安田均。

あらすじ

その日はすばらしい再開の日になるはずだった——。
五年前、〈まことの神々〉のしるしを求めて、それぞれの旅に出たタニスら七人の冒険者たち。
だが、タニスの最愛の女キティアラの欠席により、再会の誓いは破られてしまった……。
そして狂信者たちに故郷ソレースを追われた彼らは、運命の導くまま、〈闇の森〉へ、そしてサク・ツァロスの神殿へと向かう。
しだいにその恐るべき姿を現しはじめた敵ドラゴン軍団に対し、彼ら冒険者たちはどう立ち向かう!(裏表紙より引用)

短評

最高に面白いです!
まさにRPGのセッションを小説に起こした感じで、作品の誕生手法に関しては『ロードス島戦記』が近いことをしていましたね。
十代のころに読んだときは仲間同士のいがみ合いが多く、今巻のヒロイン(ゴールドムーン)は疲れた三十路。
国産ラノベ(当時のヒット作筆頭は『スレイヤーズ』)よりも圧倒的に文字が多くて疲れると、散々な感想を持ちましたが、現在ではその評価は逆転。ゲームのノベライズとしては頭いくつも抜きんでているし、それは今読んでも色褪せないし劣らない。
あとやっぱり表紙絵に関してはこちらのラリー・エルモア版が雰囲気好き。秋っぽい色味とか。
パーティ8人、そのうちファイター4人という構成はなかなかの偏りっぷりではないかな?

今巻に登場する主なモンスター

主な敵モンスターとしてはゴブリン、ホブゴブリン、ドラコニアン。
ボス敵としては黒竜(ブラック・ドラゴン)のキサンスである。

協力者としてはエルフ、どぶドワーフ、ケンタウロス、ユニコーン、ペガサスとある。
それぞれ参考までに。

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

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