【六大悪魔ザリチュ】渇きを与え干ばつを起こす女悪魔【モンスターレビュー第93回】

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古代ペルシアにおいて、人々の脅威は砂漠でした。

「干ばつ」「日照り」「渇き」

どれも私たちが暮らす自然にとって耐え難い災害です。

それもそのはず。
これらをもたらしているのは悪魔の仕業なのですから。

ただ、その悪魔がもし可愛い女の子悪魔だとしたら。

ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもザリチュとはなんぞや?

ザリチュ、またはザリクとも呼ばれる。
ゾロアスター教の悪神アンラ・マンユにより生み出された六大悪魔(ダエーワ)のひとりです。

砂漠の渇きを象徴する女悪魔。

ペルシアの過酷な環境の源泉である砂漠は、「渇き」を司るこのザリチュの仕業とされています。
干ばつ、日照りにより植物を枯らし、代わりに彼女お気に入りの毒草のみを育むのです。

ザリチュはアンラ・マンユが敵対する光の創造神アフラ・マズダが生みし六大天使「聖なる不死者(アムシャ・スプンタ)」のひとり、「自然」を象徴する木々の女天使アムルタートと対立する形で生み出されました。

六大悪魔と六大天使は各々対立する相手がいます。
「善悪二元論」にのっとり、六対六の対決が定められているのです。

ザリチュは同じく六大悪魔であり、灼熱の女悪魔タルウィと常に行動を共にします。

二人で枯らした世界樹

このペアで出した大きな被害といえば、聖なる巨木「サエーワの木」を枯らした事です。

海の真ん中に生える聖なる巨木「サエーワの木」は、「自然」を司る木々の女天使アムルタートが守護しています。
その木をタルウィの「」とザリチュの「渇き」の力、そして彼女らが育てた毒草を使い枯らしてしまいました。
してやったり! とほくそ笑む二人でしたが、アムルタートは枯れた木を粉末状にし、雨と共に世界中にばら蒔きました。
すると世界のあらゆる場所に植物が息づくようになったのです。

二人は大変悔しがりましたとさ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

なんだかタルウィの記事と似た感じと思われたかもしれませんが。

手に入る情報量の少なさもありますが、タルウィとペアのエピソードは内容も語る視点も一緒なので、下手に弄らない方がいいと思いそのまま載せることにしました。したんです。

この二人に限りませんが、神話や伝承は似た話が多いのも事実。
同じ話を同じ視点、反対の視点でご紹介することも多くなると思います。
なので時にはコピペのような構成にもなってしまうかもしれません。
どうかご容赦くださいまし。

それではペアで動くこの小悪魔ギャル!
いかに料理するかはあなた次第。

創作のネタに使うもよし。
遊んでいるゲームなどで出会えたならば、今後は知識をもってお相手することも出来るかと思います。

皆様になんらかの思いを残せたことを願って。

それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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