【風呂の精ヴァンニク】風呂場の戸を少し開けて背を向けて【モンスターレビュー第97回】

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スラヴ神話のお話ですが、お風呂を護る精霊がいるんです。

ファンタジーの知識があれば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもヴァンニクとはなんぞや?

ヴァンニクとは、風呂場や浴槽、サウナ小屋を守ってくれる妖精です。

それはとても寒く、サウナが文化とも言える北方の国ロシアの妖精です。
名前の意味も浴槽を意味する「ヴァーニャ」から来ています。
なんでもこの国はサウナで温まった後、裸で雪の中に飛び込んで、ウォッカで体を温めるんだとか。

それはともかくヴァンニクは人間にとてもよく似た姿をしているそうです。

そして家人が風呂を終え、浴槽のお湯をそのままに残しておくと、森から妖精や悪魔といった仲間たちを引き連れて残り湯にあずかろうとやって来ます。
その際、彼らを追い払おうとしたり、入浴の邪魔をしたりすると、首を絞められたり熱湯をかけられたりと反撃に遭います。
入浴するだけなので戸を開けたりせずに放っておいてあげましょう。

ちなみに覗いたりしても必ず湯気に包まれていてその姿をはっきりと見ることは出来ません。
人間に似ているらしいですがそれは形がそうなだけで細かな容姿までは不明なのです。

しかし彼らも無料で風呂を頂いたりなどとおこがましいことは致しません。

実はヴァンニクは未来予知の能力を有しています。
お風呂のお礼に未来に対する吉凶を占ってもらえるのです。

やり方は簡単。
ヴァンニクに質問をしてから風呂場の戸を少し開けて裸になり背中を向けます。
その背中にヴァンニクが手のひらを押し当てたら「吉兆」。
爪の先でつつかれたら「凶兆」です。
吉兆ならば邁進し、凶兆ならば踏みとどまるがよろしいかと思われます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

創作のネタに使うもよし。
遊んでいるゲームなどで出会えたならば、今後は知識をもってお相手することも出来るかと思います。

とはいえあまり創作に登場する例を知りませんが。

皆様になんらかの思いを残せたことを願って。

それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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