【妖精シルキー】白いドレスの可憐なメイド妖精【モンスターレビュー第28回】

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メイドさんが嫌いな人なんて、ひとりもいません。
ひとりもいません。

今回はみんな大好きメイドさんなモンスター、いや、妖精さんをご紹介したいと思います。
そんなモンスター、いや、妖精さんがいるのかって?
います。
イギリスにいます。

その名もシルキー。

ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもシルキーとはなんぞや?


シルキーはイングランドに伝わる妖精です。

由緒ある旧家などに住み着き、メイドとして散らかった部屋の掃除をしてくれる、なんともかわいらしい女の子の妖精です。
もしくは亡霊の一種とする説もあります。

シルキーという名の由縁ですが、それは彼女が白いシルクのドレスを着ているからです。
シルクのドレスを着ているから、シルキー。

彼女が身動きするとサラサラ~、とシルクの美しい衣擦れの音がするのです。

実は彼女はメイドさんタイプの妖精ではあるのですが、フリルのついたエプロンドレスもカチューシャもしないのです。

メイドとは、「家事を担当する者」か「メイド服を着ている者」か。
意見が割れるところなのは重々承知していますが、シルクドレス姿で掃除に勤しむ妖精さんてのも悪くなくないですか?

ちなみに『ファイナルファンタジーVII』のクラウド女装イベントで、洋服の仕立て屋に生地は「さらさら」「さわさわ」どちらがいい? と聞かれてもどっちがシルクでどっちがサテンかわかりませんでしたよ。

ところでこのシルキー、確かにメイドではあるのですが、実は彼女が主に担当するのはあくまで掃除のみ。
料理や洗濯までしてくれるのかは定かではありません。
掃除に特化したメイドさんなのです。

シルキーの注意点


シルキーと共同生活をするにあたって注意すべき点が2点あります。

その1 「綺麗にしておくと散らかされる」

シルキーはとってもお掃除を頑張ってくれます。
でも逆に、掃除する必要のない部屋は散らかしてしまうのです。
天邪鬼な性格ですが、きっと彼女なりのお掃除ルールがあるのでしょう。

その2 「シルキーは決してあなたをご主人様とは思わない」

最大の注意点はこれです。
シルキーは気に入った家に住みつくメイド型の妖精ですが、あくまで「」が気に入ったから掃除をしてくれるのです。
住人に対して悪さはしませんが、もしその住人がシルキーのお気に召さないキャラクターであった場合、家から叩き出されます

嫌な住人は追い出して、新たに気に入る住人を迎え入れる用意をするのです。
シルキーは大抵は立派なお屋敷に住みつきます。
そこの住人となれば先祖代々受け継がれるような由緒ある者でありましょう。
そんな人が棲みついた妖精に逆に追い出されたとあっては、周囲から笑われ、惨めな思いをすることでしょうね。
上流階級の一族ならば大問題です。

こういった逸話は実は没落した貴族がプライドを護るため、あくまで自分は小賢しいシルキーに追い出されたのだ。
決して借金を背負い家を差し押さえられたわけではない。
とまあ、そういう言い訳めいた主張をするために生み出された妖精なのかもしれません。
皆さんはどう思いますか?

シルキーが出てくる作品

『デビルサマナーソウルハッカーズ』

悪魔を使役するデビルサマナーたちの戦いを描いた有名RPG。
サックス型のコンプを使うサマナーのユダという男が使役する悪魔に「妖精シルキー」がいます。
緑の髪に三角巾をして、赤いドレスをまとった淑女です。
中盤の回復役に使った人も多いのではないでしょうか。
ケルト系の悪魔を中盤に多く配置するメガテンらしい渋いチョイスですよね。

他にもいくつか登場例があるようです。
この項目は追加できるよう、今後もシルキーを追ってみたいと思います。

まとめ

  • シルキーはイングランド地方に伝わる妖精
  • シルクのドレスを着て掃除を頑張ってくれる妖精
  • 部屋がきれいだと逆に散らかしてしまう妖精
  • 気に入らない住人は逆に家から叩き出す妖精

いかがだったでしょうか。

カテゴリーが妖精なので恐ろしい戦闘力はありませんが、その代わりバトルもの以外のファンタジーでも大いに活用できるキャラだと思いませんか?

日常系からラブコメ、少し不思議なジャンルまで、いかようにもアレンジができると思います。
創作においてこれほど美味しいネタもないのではないでしょうか。

あなたの手でさらなるシルキーを創作してみませんか?

その時は是非教えてくださいね。
それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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