メイドさんが嫌いな人なんて、全人類どこを探しても一人もいません。
しかもそんなメイドさんが清楚なドレスを着ているとしたら。
今回はみんな大好きメイドさんなモンスター、いや、妖精さんをご紹介したいと思います。
存分にみなさんの創作に使えるモンスターです!
つーかもう使われてるでしょう。
そんなのが実は伝承の中にもいたという実例です。
というわけで、是非、最後までお読みいただけると幸いです。
今回はサクッとした記事ですよ。
そもそもシルキーとはなんぞや?
イングランドに伝わる妖精です。
由緒ある旧家などに住み着きメイドとして散らかった部屋の掃除をしてくれる、なんともかわいらしい女の子の妖精です。
もしくは亡霊の一種とする説もあります。
なぜ「シルキー」と呼ばれるのか?
それは彼女が白いシルクのドレスを着ているからです。
彼女が身動ぎすると「サラサラ」とシルクの美しい衣擦れの音がするからシルキーと呼ばれます。
そうなんです。
残念なことに彼女はメイドさんでありながら、フリルのついたエプロンドレスもカチューシャもしていないのです。
メイドとは、「家事を担当する者」か「メイド服を着ている者」か。
意見が割れるところなのは重々承知していますが、シルクドレス姿で掃除に勤しむ妖精さんてのも悪くなくないですか?
しかしメイドとは言いましたが、彼女が主に担当するのはあくまで掃除。
料理や洗濯までしてくれるのかは定かではありません。
シルキーの注意点
あんまりないんですけど、シルキーと共同生活するにあたって注意すべき点が2点あります。
・その1 「綺麗にしておくと散らかされる」
シルキーはとってもお掃除を頑張ってくれます。
でも逆に、掃除する必要のない部屋は散らかしてしまうのです。
天邪鬼な性格ですが、きっと彼女なりのお掃除ルールがあるのでしょう。
・その2 「シルキーは決してあなたをご主人様とは思わない」
最大の注意点はこれです。
シルキーは気に入った家に住みつくメイド型の妖精ですが、あくまで「家」が気に入ったから掃除をしてくれるのです。
住人に対して悪さはしませんが、もしその住人がシルキーのお気に召さないキャラクターであった場合、家から叩き出されます。
嫌な住人は追い出して、新たに気に入る住人を迎え入れる用意をするのです。
シルキーは大抵は立派なお屋敷に住みつくので、先祖代々受け継がれるような由緒ある者が妖精に追い出されたとあっては問題ですよね。
没落した貴族がプライドを護るために、あくまでシルキーに追い出された、と主張するためなのか。
はたまた自分で部屋を片付けない理由をシルキーに押し付けていたのか。
真相はシルキーに聞く以外ありませんね。
シルキーが出てくる作品
『デビルサマナーソウルハッカーズ』
サックス型のコンプを使うサマナーのユダという男が使役する悪魔に「妖精シルキー」がいます。
緑の髪に三角巾をして、赤いドレスをまとった淑女です。
中盤の回復役に使った人も多いのではないでしょうか。
ケルト系の悪魔を中盤に多く配置するメガテンらしい渋いチョイスですよね。
他にもいくつか登場例があるようです。
この項目は追加できるよう、今後もシルキーを追ってみたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カテゴリーが妖精なので恐ろしい戦闘力はありませんが、その代わりバトルもの以外のファンタジーでも大いに活用できるキャラだと思いませんか?
日常系からラブコメ、少し不思議なジャンルまで、いかようにもアレンジができると思います。
創作においてこれほど美味しいネタもないのではないでしょうか。
あなたの手でさらなるシルキーを創作してみませんか?
その時は是非教えてくださいね。
それではまた!
個人的にはサテンの方が好きだったり……