【リュークロコッタ】首が回らない魔獣【モンスターレビュー第99回】

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『ファイナルファンタジーIII』で名前が印象的だった影の薄いモンスター。

ファンタジーの知識があれば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもリュークロコッタとはなんぞや?

リュークロコッタとは、ハイエナと雌ライオン、もしくはレイヨウの間に生まれてくる魔獣です。

リュークロコッタ、もしくはレウクロッタとも言う。

大きさはロバくらい。
走るスピードはかなり速く、人間ではたちまち追いつかれてしまう。
首と尾はライオン。
アナグマの頭部。
シカの足と蹄。
口は耳の後ろまで大きく裂けて開き、歯は何本も生えているのではなく、全てつながった一本の刃のような骨があり、欠けることもすり減ることもない。
その骨の固さは歯だけではなく関節もそうで、振り返るにしても首だけを巡らせることが出来ず体全体で振り向く必要がある。

ローマの博物学者である大プリニウスの『博物誌』によれば、リュークロコッタはエチオピアに棲む怪物とされ(『博物誌』の多くの魔獣はエチオピア周辺にいる)、人間の声真似が得意で獲物をおびき寄せるようである。

創作での登場機会は少ない方で、ファミコンのRPGである『ファイナルファンタジーIII』に雑魚モンスターとしてエンカウント(遭遇)する程度である。
アムルの村周辺で遭遇するが、攻撃に眠りの追加効果がある程度でしかない。
ゲーム的には次に行くことになるゴールドルの館の印象が強く、リュークロコッタは記憶にないというプレイヤーも多いかもしれない。

『ファイナルファンタジーIII』(1990年)©スクウェア

ファイナルファンタジーIII DSソフト

創作のネタに使うもよし。
遊んでいるゲームなどで出会えたならば、今後は知識をもってお相手することも出来るかと思います。

皆様になんらかの思いを残せたことを願って。

それではまた!


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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

亜人世界をつくろう! ~三匹のカエルと姫神になった七人のオンナ~
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