【首長獣マフート】実は名前も逸話も存在しない【モンスターレビュー第95回】

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今回はファンタジー知識に飢えた上級者様向けのマイナーなモンスターです。

マイナー過ぎて思いっきり文字数が少ないです。
ですがあなたが創作を生業とするならば、きっと使い勝手は良いのではないかと思います。

ファンタジーの知識があれば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもマフートとはなんぞや?

マフートとは、獅子や虎、豹といった獣の頭と体を持つ、首の長ァい怪物です。

古代エジプトの壁画やメソポタミアの印章に描かれている謎の怪物です。

前述の通り、四足獣の頭と身体をしていながら、その首だけが体長の3倍はあるほどの長い首を持っています。
普段は普通の獣に見えるのですが、ガゼルなど草食獣を捕食する際に首を伸ばして襲い掛かるようです。
大体長さは5から6メートルほどだとか。

しかしてこのマフート、神話や伝説というものにまるで登場しない、壁画に描かれただけの存在で関連エピソードもなにもないです。

一説ではこの壁画に描かれた怪物の名前とされる「マフート」というのも別に存在する女神マフデトの別名であり関係ないとまで言われています。
実際英語圏では「サーポパード」と呼ばれ、サーペント(大蛇)+レパード(豹)とした造語であり近代に名付けられたものです。

残念ながら古代エジプトやメソポタミアにてどう語られていた怪物なのか定かではありません。

しかしですよ!
名前とデザインが設定されている以上、ファンタジーの創作においてはさしたる意味はない。
細かな設定がないんなら思う存分アレンジしたらいい。

『ドラゴンクエストV』の序盤に登場する「くびながイタチ」はマフートの亜流と言えるかもしれませんね。

『ドラゴンクエストV』(1992年)©スクウェア・エニックス
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スクウェア・エニックス

他メジャー作品での使用例としては『ファイナルファンタジー10』ですが、なんと甲羅種族というまさに名前だけ持ってきましたという典型例。
ファンタジーだもの。これぐらい自由でいいじゃないですか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

あまり情報量の多くないモンスターにこそ、創作者のネタ的材料として格好のモノはないのではないでしょうか。

これからもこういうマイナーなモンスターも見つけてご報告していきたいと思います。

皆様になんらかの思いを残せたことを願って。

それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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