リザードマン。
トカゲ型モンスターでヒトのように武器を扱う戦士。
性格は中立的だが怒らせるとそこらのモンスターより断然強い!
多くは左利きという設定だが明確な理由は諸説あり!
なんと言っても神話に出てこない新しいモンスターなので、好きなようにアレンジ設定作れます。
神話よりもSF寄りなトカゲの亜人リザードマン。
ちょっぴり調べてみました。
今回も皆さまの創作の糧、ファンタジーを楽しむ一助となればこれ幸い。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
そもそもリザードマンとはなんぞや?
令和のわが国で一般的に知られるリザードマンとは、
- トカゲの亜人で頻繁に見かけるモンスター
- 味方キャラとして出てくることもわりと多い
- 魔法使いより戦士が多い
実はリザードマンは前述の通り、特定の神話や民話が由来ではないのです。
なんとなく共通認識が出来上がり、主にゲームブックやRPGで広まったモンスターなのです。
名前も「リザードマン(トカゲ人間)」とそのまんま。
異説も亜流もありゃしない。
どちらかと言えばイエティやビッグフットといったUMAに近い出自なのです。
じゃあ全くなんにも原典がないの?
しかしながらいくつかネタはあります。
その中でも1番はアメリカの作家エイブラハム・メリットの著書『黄金郷の蛇母神』。
南米の奥地にあるという古代王国が舞台の魔境ものだそうです。
この作品にトカゲ人間が出てくるそうですが、他にもいろいろ蛙人間や蜘蛛人間なども出てくるそうです。
日本では1971年にハヤカワ文庫から刊行されたようです。
是非読んでみたいですね。
なぜか左利き設定が取りざたされる
いくつかの書籍にて、リザードマンは左利きである、という設定が取り上げられています。
なぜでしょう、という問いに対しては、各々の仮説に終始しているようですが、ご紹介すると
- 右利きの多い人間と区別するため、なんとなく
- 人間は心臓が左にあるので盾を左手に持つが、リザードマンは右にある為逆になる
- 優秀な戦士だから両利きなんだ
- 相手がサウスポーだとやりづらいから
設定は自由なので納得させれば作者の勝ちですよ。
『ワイルドアームズ』(PS1/1996年/SCE) ちゃんと左利きだね。 名作はこの辺のリサーチも徹底しているね。 | |
『エストポリス伝記』(SFC/1993年/タイトー) こちらもしっかりと左利き。 右手に盾も同じ。 |
リザードマンが出てくる作品
枚挙に暇がない!
『ウィザードリィVI』『ウィザードリィVII』
ウィズシリーズの6作目以降、パーティメンバーに選べる種族としてリザードマンがいます。
体力と打撃力に優れた戦士タイプですね。
でもドラコンを使う人の方が多いんじゃないかな?
『ダンジョンマスター』
あずえむはゲーム序盤しかプレイしていないのですが、電撃文庫から刊行されていた小説版を読みました。
なんとこの小説版、主人公がリザードマンの戦士なんですよ。
文庫一冊分なので興味のある方は探してみてください。
作者は幸田佳子先生です。
『DRAGONQUEST ダイの大冒険』
ぐわああああっ
百獣魔団長クロコダインはリザードマンですよ。
ドラクエでリザードマンってあまり印象がないのですが、それゆえに白羽の矢が立ったのでしょうか。
下手したら日本で最も愛されるリザードマンかもしれませんね。
『ソードワールドTRPGリプレイ第2部 魔境の支配者』
ソードワールドのリプレイでGMは山本弘先生です。
ヒロインでNPCのシアはリザードマンに育てられたという設定になってます。
編集者からリザードマンの生態について原稿を請われ、あとがきで嘆く部分があります。
設定がないリザードマンだからこそのエピソードだったのかと今更に知った次第です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
超有名モンスターなのに、これといったイメージがついていない、いくらでも料理しがいのあるモンスターではないでしょうか?
モンスターは年々新たに生み出されているのがよくわかりますよね。
あなたの手でも、新たなリザードマンを創造してみてはいかがでしょうか?
そのときは是非教えてくださいね。
それではまた!
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