11月は妹の愛猫まぐおが虹の橋を渡ってしまったために後半あまり活動的になれず。
物語性のある小説などが読めなかった。
この中で最も読む価値があるのは断然『シャーロック・ホームズの思い出』でしょう。
読んだ本の数:8
読んだページ数:1814
ナイス数:44
銀河お嬢様伝説ユナ: 哀しみのセイレーン (電撃文庫 の 1-1)の感想原作であるゲーム本編を踏まえたうえでのOVAのノベライズ、なのかな。なので大勢のキャラクターが既出として登場します。とはいえゲーム未プレイでも楽しく読めました。女の子しか出てこないSFコメディが好きな人向けなのは確か。グロくもなく難しくもないエンタメ作品です。小説というより脚本に近い文章だけど、ユナの世界観に浸るにはこれで十分でした。基本的に完全無欠の主人公で、さしたるピンチもありません。あ、勝ったな、と思えてしまう感じです。
読了日:11月02日 著者:野呂 昌史
ソナタ: 月影の三重奏 (ファミ通文庫 59)の感想ゲーム本編とは設定がだいぶ違うようです。最後は辻褄合わせたような終わり方でしたが。「巨大学園都市」「ファンタジー世界」「サイバースペース」といった三つのパラレルワールドを舞台にしていますが基本は学園もの。登場人物はほぼほぼ表紙の人たちだけです。イヤな人はいません。優しい世界です。ただ誤字、脱字が多かった。後半に行くにつれてそれは増えていった。締め切りがきつかったのだろうか。推敲もまともにしてないんじゃないかと疑うレベル。キャラの名前も間違えてる箇所があったし。初版だからか。
読了日:11月05日 著者:三井 秀樹
ワルキューレ (1) (ワールドコミックススペシャル)の感想映画『ブレードランナー』な世界観で人間にまぎれたアンドロイドの話だが、遺伝子コピーやゲシュタポ風美女軍団とかそういうお話。全2巻のようだが1巻ではなかなかに話の骨子が掴みにくく、少々叡智なカットばかりが能内に刻まれてしまう。実際内容は忘れていたが30年以上前に見たシーンはこの間もずっと折を見て思い出していた。コンテンツとしてのパワーはあったと思う。令和の時代では制限掛かりそう。
読了日:11月09日 著者:千之 ナイフ
シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫)の感想読んでいるとついNHKでも放送されていた、ジェレミー・ブレット主演、英グラナダTVのドラマ版が脳内で再生されてしまう。「黄色い顔」「株式仲買店員」はグラナダ版が存在しないので、ドラマしか知らない人にもこの本はお勧めです。昼休み時間、あるいは洗濯機を回している待ち時間にでも一遍ずつ読むのに丁度いい分量です。お気に入りは「白銀号事件」「マスグレーブ家の儀式」「海軍条約文書事件」ですね。単純な真相でも推理による組み立てを楽しむのがホームズだと思うとどれも素晴らしい。
読了日:11月15日 著者:コナン・ドイル
女神天国: アストロスターを探せ (電撃文庫 ち 1-1)の感想ん~、当時雑誌に掲載されていたのはよく覚えていて、懐かしいと思い読んでみたが、面白くはなかった。申し訳ない。女神候補生として8人の美少女が主役級として活躍するわけだが、どうにも可愛くない。根本的に作者の中に女の子らしい素振りや仕草や考え方がこれっぽっちもないかのようで、キャラに魅力がないのだ。文章も小説というより脚本だし、架空世界なのに描写不足で読者の想像とお約束に丸投げなのもいただけない。まあそんなマジになって読むような本じゃないとでも言われているようで残念だった。
読了日:11月17日 著者:千葉 克彦
宇宙の起源 (知の再発見双書 49)の感想学のない自分には9割理解できなかったがとにかく読破した。いつか「ああこれあれのことか」とどこかで思い当たる日が来るかもしれないから。素粒子とか目に見えないものを理解する柔軟さが自分には欠けているのよね。
読了日:11月24日 著者:チン ズアン トゥアン
ウィザードリィプレイングマニュアルの感想ファミコン版発売以前の『ウィザードリィ』攻略本。各PC版対応とある。内容はキャラメイク、アイテム、魔法、罠等の紹介。賢者ウラサムによる新米冒険者への手引きといった文体。おおむね地下4階までの攻略について、使えない魔法やパーティー編成など、忌憚ない意見が述べられているのが堅苦しくなくて読み物としても面白い。
読了日:11月26日 著者:ゲーム アーツ
ONE PIECE 113 (ジャンプコミックス)の感想物語は進んでいるとは思うけど、強敵の出現やゲストキャラの過去編が始まるなどお馴染みの展開でした。複雑に絡んだ伏線やたくさんの登場人物、長い物語などは嫌いではありませんが、せめて単行本1冊あたり1回ぐらいは胸がスカッとするシーンが欲しいですね。ルフィーのワンパンとかで。
読了日:11月29日 著者:尾田 栄一郎
読書メーター



コメント