【大天使ウォフ・マナフ】六人からなる聖なる不死者のリーダー【ヒーローレビュー第11回】

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古代ペルシアで最も力のあった天使。

それが今回取り上げるウォフ・マナフでございます。

ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもウォフ・マナフとはなんぞや?

ウォフ・マナフとは、ゾロアスター教における「善考」「善思」の象徴である大天使です。

善神であり創造神であるアフラ・マズダが生みし六人の「聖なる不死者(アムシャ・スプンタ)」の筆頭であり、リーダーです。

その姿は人間の9倍の身長があり、ゾロアスター教の開祖ザラスシュトラ(ゾロアスター)が90歩で歩く距離を9歩で歩いたと言います。
なら9倍ではなく10倍なのでは、と思ってしまいますが。

ウォフ・マナフはザラスシュトラが30歳のとき、目の前に現れ「アフラ・マズダ(オルマズド)の神託」を授けました。
ゾロアスター教が生まれた瞬間です。
ザラスシュトラはそのとき、祭りから帰る夜道の途中だったらしいです。

ザラスシュトラの前に現れたウォフ・マナフは、黒い巻毛に白い杖を持ち、縫い目のない白い衣を纏っていました。
これが戦いとなると輝く鎧と青いマントをまとうそうです。

ウォフ・マナフはザラスシュトラが産まれる前から加護を与え見守っていたと言われます。
そのザラスシュトラの存在を疎んだ悪魔が暴れ牛をけしかけ、幼いザラスシュトラを亡きものにしようとしました。
しかし家畜を統べるウォフ・マナフによって暴れ牛は無力化されたとか。

こういうこともあり、その後ゾロアスター教が広まっていくのを一番に喜んでいたのはウォフ・マナフであったそうな。

このウォフ・マナフと直接対立するのが、六大悪魔筆頭で「邪念」の象徴アカ・マナフである。

まとめ

いかがだったでしょうか。

天使ですが姿かたちは我々人間を9倍にでかくしたものです。

キリスト教などで登場する天使は位が上がるほど人間とはかけ離れた姿となります。
その辺りについてはエンジェルの記事をご覧いただくとして。

六大悪魔と戦う六人の聖なる不死者(アムシャ・スプンタ)。
善悪二元論を説くゾロアスター教では、必ず善が勝利することになっています。

ですがそれはあくまで「最終的には」ということです。
一時的にも悪の側が優勢になることもありましょう。

現在(いま)がその時ではないとよいのですが。

それでは、また!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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