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【蜃(しん)】とってもマイナーなミラージュモンスター【モンスターレビュー第103回】

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概念は知っているけれど、直に見たことはなかなかない。

それは蜃気楼です。

今回はそんな蜃気楼にまつわるモンスターをご紹介。
その名も蜃(しん)です。

ファンタジーの知識があれば、より楽しい!

今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそも蜃(しん)とはなんぞや?

さて困りました。
実はこの蜃というのは大きく2種類の伝承があるのです。

ひとつは蛟龍(こうりゅう)といって日本では「ミズチ」と呼ばれる龍の幼生の仲間。
この蛟龍は1000年もすれば立派な龍へと成長します。

ですがもうひとつの伝承の方が面白いです。
それは蜃というのは巨大な二枚貝の蛤(ハマグリ)の事だというのです。

ハマグリ説は主に日本での言い伝えで、中国では前述の蛟龍として龍の眷属に連なります。
事実、九種の動物の特徴を併せ持つ龍の腹部はこの蜃の特徴をしています。

  • 生まれ方も諸説あり、蛇と雉(きじ)が交わり産んだ卵が雷に当たり地中で200年から300年たつと生まれる説。
  • あるいはもっと単純で雉が海中に入ると蜃になるという説。

とまあこんな話はこれぐらいにして、この蜃の一番面白いところはその能力です。

なんとこの蜃が息を吐くと海の上やはたまた砂漠に巨大な楼閣の幻影が立ち上るのです。
そう、まさしく「蜃気楼」。

この巨大なハマグリが眠りながら海中で吐いた息は蜃気楼となります。
それも蜃の見る夢が現出されるというロマンチックでメルヘンなやつ。

冒険者の目の前に現れて襲い掛かってくる脅威ではないので、剣や弓矢で対抗するのは不可能です。
なんとも神秘的な神獣ではありませんか。

創作に使われた例としては伝説のRPG『天外魔境II』に一例があります。

敵側である根の一族の幹部として「はまぐり姫」なるキャラクターが登場します。
彼女は元は人間になりたいと思っていた人魚でしたが、人間にしてやると根の一族に騙され怪物に改造されてしまった悲しき存在です。
そのはまぐり姫の居城は幻夢城といって、幻や幻覚を駆使して主人公たちを苦しめる設定はまさに蜃のようでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ちなみに日本で蜃気楼が見れるもっとも有名な場所は富山県魚津市だそうです。

とてもマイナーで、かつハマグリという非常に珍しいモンスターです。
前述の『天外魔境II』以外ですと菊池秀行の小説「魔界都市新宿シリーズ」でも読んだ記憶があります。『夜叉鬼伝』かな。ずいぶん昔に読んだ小説なので細かな部分は覚えていませんが、この作品で蜃を知ったのは確実に覚えています。
それぐらいインパクトがあり、また他に見ないほどマイナーであると言うことです。

そんなわけで蜃でした。

それではまた!

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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