我が国ニッポンの誇るデンジャラスモンスターといえば、そう! 一反木綿ですよね。
モンスターレビュー第19回目にして初の妖怪! 初の日本産モンスターです!
その栄えある栄光を手にしたのは一反木綿。
マイナーな妖怪なためご存知の方は少ないかもしれませんが、あるお方のおかげで一躍スター妖怪にまでのし上がりました。
その辺を踏まえて、今日も一緒に創作ネタを学んでいきましょう!
ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!
それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
そもそも一反木綿とはなんぞや?
はい、もうとぼけるのはいいですよね?
一反木綿はあの一反木綿です。
いったんもめんと読みます。
ヒラヒラと空中を舞う白い布の妖怪です。
では名前の由来をご存知ですか?
木綿はわかりますよね。
では一反。
一反は布の大きさを指しています。
だいたい長さ10メートルぐらい。
幅30から34センチぐらいです。
昔の人が見た、ヒラヒラと風に飛ばされる白い反物が、きっと妖怪のように見えたのでしょうね。
どこの妖怪?
一反木綿は薩摩(鹿児島県)の妖怪です。
九州の南端である大隅地方出身だそうです。
ここは『水曜どうでしょう』の企画「西日本原付制覇」でゴール地点とされた地域ですよね。
照葉大吊橋や鬼の洗濯岩など、いろいろ思い出しますねえ。
実は恐ろしい一反木綿
某有名マンガ作品では味方として、又は乗り物として大活躍ですが、本来は人を襲う恐ろしい妖怪です。
空中を漂い近寄って来ると、顔に巻き付いて窒息させたり、全身に巻き付いて拘束したりと、まあそういった戦法です。
マミープレイの好きな方はうれしい攻撃かもしれないですね。
血は何色?
一般的に白い木綿の妖怪なのですが、江戸時代に武士が切りつけたという話がありまして、そのまま姿をくらましたそうですが、刀には真っ赤な返り血がこびりついていたそうです。
赤い血が流れているのは確かなようですね。
ココ、創作ポイントですよ。
一反木綿の出てくる作品
これしかないでしょう!
『ゲゲゲの鬼太郎』
水木しげる先生の妖怪マンガです。
この作品であまりにイメージが定着しすぎたせいか、他に登場する例があまりありません。
ゲームなどで雑魚モンスターとしてぐらいでしょうか。
この作品の一反木綿は薩摩弁を話していたような気がします。
鬼太郎が空中戦をする際には欠かせないので、何気に一番重宝した妖怪かもしれませんね。
『鬼神降臨伝ONI』
スーパーファミコンで発売された鎌倉時代を舞台にした和風RPG。
敵は日本の妖怪軍団で、当然のビジュアルで一反木綿もエンカウント。
ただし出現場所は九州ではなく東北の平泉周辺でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
イメージの定着がすごすぎて使いにくい面もありますが、逆にアレンジを利かせれば全く新しい一反木綿が生みだせる可能性があります。
あなたの創作で新たな一反木綿を創造してみませんか?
それではまた!