バグベアとは
妖精の本場イギリスはウェールズ地方で語られる「怖い妖精」がバグベアです。
呼び名はいろいろあって、バグベア、バガブー、バッグ、ボグルブー、バグルブー、タンケラボーガス、トムポーカーなど。
バグベアの名の由来はウェールズ語で「お化け(bwg)」「邪悪な(bar)」からです。
赤い目と鉄の牙、全身毛むくじゃらの小鬼のような姿をした妖精。
妖精らしく多聞にいたずら好きである。
イギリスの妖精にはそれぞれ「役割」があり、バグベアは「言うことを聞かない子供をたしなめるため、悪い子はバグベアが来て食べられちゃうよ、と子供に言い聞かせる」ことに使われてきました。
日本で言うと「悪い子はいねえかぁ」と子供を泣かす秋田のなまはげみたいなものでしょうか。
むしろ子供のしつけのために生み出された妖精とも言えましょう。
ゲームでは
例えばRPGの元祖『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ではバグベアはゴブリンの上位種、上官といった立ち位置です。
非常に好戦的で筋肉質、自分より弱い者ならクリーチャーでも狩りの獲物としてみます。
肌色は明るい黄色から黄褐色、茶系の毛深い体に赤い目と鋭い牙に尖った耳。
嗅覚が異常に発達していて見た目は熊に似ています。
武器や鎧で武装し、子供も多く、彼らの(邪悪な)神を信奉する司祭までいます。
共通語とゴブリン語を解することも出来、地下やダンジョンで部族単位で暮らしています。
価値があるかどうかにかかわらず、光ものを手に入れる行動原理が働き、窃盗、強盗、略奪を行います。
ただし駆け出しの冒険者パーティーが万全の状態であるならば、単体相手なら後れを取るほどではありません。
他にも多くのゲームで登場するバグベアですが、おおむね上記のようにゴブリン系の上位種といった趣があります。
特に実際は違う意味なのですが、名前に「ベア」と入ることから熊に似た魔獣といったデザインで登場することも多いです。
いかがだったでしょうか。
ファンタジーの知識があれば、より楽しい!
それではまた!