【読書メーターより】2025年9月に読んだ本【ブックレビュー第6回】

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2025年9月は読んだ冊数が少ないですね。
シルクロード系の本を読んでいました。
それ以外も含めてぶっちゃけ全部面白かったです。

9月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1639
ナイス数:18

シルクロード 下 (岩波文庫 青 452-2)シルクロード 下 (岩波文庫 青 452-2)感想
下巻の前半分はウルムチでの軟禁生活。旅券とガソリンの手配を先延ばしされ続け足止めされる。ようやく解放されてからはまた旅情感あふれる筆致に。読んでいて多くの知見を得られました。19章「シルクロード」は探検記を一旦おいて交易路の歴史と地理についてまとめてくれている。基本的なことがここで大いに知れたのはよかった。漠然としたイメージが随分と自分の中で解像度が上がった感覚があるので、実に有意義な読書体験でした。
読了日:09月02日 著者:スウェン ヘディン
ディズニープリンセスの秘密ディズニープリンセスの秘密感想
『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』『リトルマーメイド』『美女と野獣』『アラジン』の6姫についての解説本。設定や制作秘話など、ディズニー初心者の私には丁度いい知識を与えてくれました。作画に関しては女優を選んで実際に衣装を着せてセット組んで演技してもらってそれを撮影して参考にするんだって。すごいね、面白そう。
読了日:09月11日 著者:
RPGこわい: TRPGコラム集 (ゲ-ム・フィ-ルドコミックス)RPGこわい: TRPGコラム集 (ゲ-ム・フィ-ルドコミックス)感想
TRPGの主にプレイング、マスタリングに関するコラム集。基本1ページ単位の話数なので気軽に読めると思いきや、案外と字が細かくてスラスラとはいかなかった。意外とこの手のコラムは漫画よりも書籍の方が読みやすいかもしれないなと思った。時代的には93年の末から99年の中頃まで(この本の発刊は2003年)という、まさにブームが来て沈静化するまでの期間。この後はTCGとMMOに市場を持ってかれてしまったのでね。時代の記録的な意味で興味が湧いたら、1度目を通すぐらいでいいんじゃないかな。
読了日:09月21日 著者:こいで たく
遺跡の旅シルクロード (新潮文庫 い 7-28)遺跡の旅シルクロード (新潮文庫 い 7-28)感想
老境の大作家と言えど少年のような冒険心はぬぐえない。むしろ少年より感慨において感動の深さは比べるべくもないだろう。齢70にして砂漠の、しかも半世紀も前に旅するなんて自分だったらどうだろうか。砂漠の風景や遺跡の情景を事細かに伝えてくれます。街中の博物館や施設にはあまり食指はわかなかった模様。この辺正直です。あとは町々の女性の衣服についても必ずレポート入れてる。男性はほぼなし。裸足だったとかそれぐらい。砂に埋もれて古代の街も遺跡も面影はない。それは仕方ない。残念だけどね。日本も飛鳥時代とは様相が違うんだしね。
読了日:09月23日 著者:井上 靖
幻獣変化 (角川文庫 緑 626-5)幻獣変化 (角川文庫 緑 626-5)感想
作者の処女長編だそうです。それで主人公が若きゴータマ・シッダールタって恐れ多いとか思っちゃったけどこういうのも有りだったか、とおもわず膝を打ってしまった。内容がひと癖ある仲間たちと魔界へ赴いて「涅槃の果実」を手に入れる、なんていう冒険クエストだからつまらないはずがない。個人的に夢枕獏氏の文章は最も読みやすい人間なのでなおさらに。しかし出てくる化け物がどれも気持ち悪かったですね。絶対に行きたくないって思いました。あと、あえて戦闘描写をカットする技法は目から鱗でした。主役の初戦闘、シンと黒鬼のバトルなど。
読了日:09月24日 著者:夢枕 獏
吸血鬼ハンターD 薔薇姫 (1) (ソノラマ+コミックス)吸血鬼ハンターD 薔薇姫 (1) (ソノラマ+コミックス)感想
Dの世界観が実によく描けてる。とにかくDの存在感が傑出しているのを巧みに表現していると思う。第1話の登場シーンには引き込まれた。自分も絵を描いていたが、トラベラーズハットってバランスとるの難しいんだよね。作者はその辺も上手い。Dの帽子、マント、襟、しなやかな身体、剣の柄、刃。どれもが美しいと思う。ただ時々挟まる脇役などの漫画的崩した表現はこの作品には必要ない。原作は既読だがまるっきり覚えていないので、続きも楽しみにしたい。
読了日:09月29日 著者:菊地 秀行,鷹木 骰子
ゴルの巨鳥戦士 (創元推理文庫 653-1 反地球シリーズ 1)ゴルの巨鳥戦士 (創元推理文庫 653-1 反地球シリーズ 1)感想
驚いたことに海外古典SFファンタジーなのに登場人物が全員まともである。意味不明な癇癪を起こすキャラもいないし、全編通して不潔なんてこともない。実に理知的な人たちばかりで読みやすい。ただし作品世界の常識、風俗については狙って徹底した男尊女卑なので、現代では厳しいと感じるかもしれない。古典だからこそのあるあるだけども。しかしヒロインのタレーナは実に好みでした。そして婚姻のシーンはこの作品の特殊な世界観をストレートに表しています。これを受け止められるか。しかし主人公、謎に強かったですね。異世界もののお約束?
読了日:09月30日 著者:ジョン ノーマン

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