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【アメミット】君の心臓を食べたい! アメミットはエジプトで一番恐いッ【モンスターレビュー第32回】

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古代エジプトの王族にとって、一番恐いこととはなんでしょうか。
それはたぶん、「死んでも生き返れなかったらどうしよう!」という悩みでしょうね。
なのでミイラという死体保存法が確立されていたのですが。
ただしやはり、生前の行いが来世にも影響すると考えるのは古今東西、人類不変の思考のようで。

アメミットをご存知でしょうか?
たぶん聞いたことあるエピソードの登場キャラなのですが、名前まで知っているという方は稀かもしれませんね。

このモンスターは古代エジプトで最も恐れられた存在だったようなのですが、いったいどういうことなのでしょう。
それはこの地らしい、とても独創的な一連の儀式でして。

ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!

それでは今回も皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になることを願って。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

目次

そもそもアメミットとはなんぞや?


アメミットとは、エジプト神話に登場する、死者の心臓を喰らうモンスターです。

なかなかに恐ろし気な設定ですが、ザッと特徴を書き出すと以下のようになります。

  • 名前の由来は「貪(むさぼ)り喰うもの」
  • ワニの頭、ライオンの胴体、後ろ足はカバ。
  • 冥界の王オシリスに従い、罪人の心臓を喰らう獣。
  • 死者の復活を信じる古代エジプトの民から最も恐れられた。

ざっくり言うとワニ型のモンスター。
意外とゲーム等では数少ない、ワニがモチーフの貴重なモンスターなんですよね。

エサは罪人の心臓


アメミットは冥界の王オシリス神に従い、彼による「死者の審判」を手伝います。

古代エジプトの『死者の書』によりますと、死者はあの世の入り口でオシリス神の審判を受けます。
やり方は簡単です。

天秤の片方に自分の心臓を乗せて、もう片方の「真実の羽」と釣り合えば、死後も永遠の生を保証される。
だが釣り合わない場合、その者は穢れた存在、罪人として、その心臓をアメミットに喰われてしまうのです。

古代エジプトでは死者の復活が本気で信じられていて、貴族や王族は死後も不自由しないようにと、墓にまで金銀財宝を持ち込みました。
しかしそれには魂が不可欠であり、心臓に宿るとされる魂ごとアメミットに喰われてしまうと、もう復活は絶対ムリなんですね。

ですのでアメミットは古代エジプトにおいて最も恐れられた存在だったのです。

死者の審判に関わる神々


なんとも成功率の低そうな死者の審判ですが、この審判にはそれなりの数の神々が係わります。

  • まずはオシリス神。彼は全体の責任者です。
  • そしてその補佐役がアヌビス神。頭が犬みたいな神です。
  • 心臓を食べるのはアメミット
  • 「真実の羽」を提供するのは女神マアト
  • 判定役は知恵の神トトです。

この登場人物の中で一番聞き馴染みのないのは女神マアトではないでしょうか。

彼女は太陽神ラーの娘です。
頭に「シュウ」と呼ぶダチョウの羽を載せているのが特徴です。
この羽が「真実の羽」なんです。
ダチョウの価値観が高いですよね。
この女神マアトはこれ以外あまり主だったエピソードはないそうなので、創作のアレンジし放題かもしれませんよ。
ちなみにトト神の妻らしいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

アメミットが恐ろしいのはわかりましたが、あまり派手なエピソードが有るというのでもなく、淡々と繰り広げられる儀式そのものにうすら寒さを感じてしまいますね。

とにかくエジプト神話とは「死」にまつわるテーマが色濃いです。
そのなかで正真正銘の死を与える存在がアメミットであるということは、どれだけ恐れられていたかの指針となるのではないでしょうか。

面白い発想ではありますし、創作のネタとしてもいろいろアレンジできそうですよね。
また、アメミットが登場するRPGとかないのかなあ?
それも探してみたいと思います。
そもそもエジプト神話を扱ったRPGが少ないからなあ。

それではまた

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この記事を書いた人

漫画家になりたくて毎週のように出版社へ持ち込みをしてた人。
ケータイ用ミニゲームイラスト、アンソロジーコミック経験有。
執筆したファンタジー小説を投稿サイトにて公開中。

三匹のカエルと七人の闇堕ち姫
小説家になろう/ノベルアッププラス

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