今年は『ドラゴンランス』が自分の中で再燃していて、数十年ぶりに読み直しているのですが、この数十年の間に日本では『ドラゴンランス』が色々と再出版されていたようです。
その中にひとつ、異端が紛れています。
角川つばさ文庫なる、おそらく児童向けにこの『ドラゴンランス』がいるのですよ。
ということで入手しました。
で、やっぱり思うのは、誰だよこいつら(笑)
1巻の表紙から。おそらくゴールドムーン。
我々の知っているゴールドムーンはこちら。真ん中の女性。
富士見ドラゴンノベル版の1巻表紙ですね。
つばさ文庫の2巻表紙はレイストリン。
うーん、不気味さがないな。
富士見ドラゴンノベル版5巻表紙絵から。右がレイストリン。
好感度ゼロ具合が滲み出ている。
つばさ文庫3巻は初期のメインヒロインであるエルフの王女ローラナ。
これはまあ、エルフの王女はこうあってほしいってのがよく表されていますね。日本的だけど。
往年のローラナはこちら。
まあ欧米人はケルト人にしろゲルマン人にしろガタイがデカイですしね。
華奢なエルフの王女でもさもありなん。
最後に〈竜槍の英雄〉たち。
誰だよこいつら(笑)
特にタニスとキャラモン、リヴァーウィンドがひどい。
スタームもこれ騎士というよりヴァイキングじゃね?
まあくさしてしまったが、絵はとてもうまいと思いますよ。
ただ『ドラゴンランス』じゃないだろう。
今どきの(と言っても2009年発行だが)子供たちを呼び込もうとしたのか知らんが3巻で終わってるってことは失敗したんでしょうね。
だって『ドラゴンランス』の冒険は子供たちが憧れるような冒険じゃないもの。
とはいえ、ですよ。
軽く読み返したいな、て思ったら大人な自分でもこちらを次は読んでみようかなって。
全部ルビが振ってあるのもそうなんだけど、文字はデカいし適度に改行もされてて読みやすそうなんでね。
あれ? なんかそう悪くないような気がしてきたな。
この絵でコミックとかゲームとか作ってくれたら手に取るかもしれない。
いや、SRPGにでもしてくれてらハマりそうだな。
これはこれでアリな気になった。
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