【サンタクロース】赤い服のトルコの聖人【ヒーローレビュー第2回】

ヒーローレビュー

クリスマスの主役と言えば白いお髭のサンタクロースですよね。

聖夜に人知れず煙突から忍び込み、子供たちにプレゼントを配る謎の人物。

現在では世界中に公認のサンタクロースがいらっしゃるようですが、実はちゃんとモデルになった人物がいらっしゃいます。

ヒーローレビュー第2回は、サンタクロースです

あなたは何歳までサンタクロースを信じていましたか?
最初から信じていなかったですか?
それでも「いたらいいなあ」ぐらいは思ったことはないですか?

これがいたんです!
ということで、嫌いな人などいないだろうサンタクロースを調べてみました。

今回も皆様の創作の参考になるかと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

そもそもサンタクロースとはなんぞや?


クリスマスの夜、世界中の子供たちにプレゼントを配って回る巨漢の老人です。

・赤い服に立派な白いあごヒゲ。
・トナカイのそりに乗って夜空を飛び回ります。
・煙突から部屋に入り、子供の枕元に吊られた靴下の中にそっとプレゼントを入れて立ち去る。

なんとも素敵なお話じゃあないですか。

ちなみにプレゼントをもらう祝日は国によってまちまちで、12月5日の国もあれば1月6日の国もあります。
これはグレゴリオ歴とかユリウス歴とか、モデルであった聖人の命日がとか、クリスマスは厳かに過ごす日であるとか、いろいろ違いがあるためです。

それにしてもこのサンタクロースという存在と設定、ほんとに良くできてますよね。

どうやって世界中に浸透していったのでしょう。

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モデルとなった聖人


上で少し触れましたが、実はサンタクロースにはモデルとなった人物がいらっしゃいます。

その人物とは「ミラ・リキュヤの大主教奇蹟者聖ニコライ」こと「聖ニコラウス」です。

時は帝政ローマ時代西暦270年ごろ、小アジア(現在のトルコ)にあるパテラの町にニコラウスは生まれました。

サンタクロースのモデルは北欧ではなく中東なんですよ。意外ですよね!

彼には親から相続した財産がありました。
ですがその財産を困っている人たちのために惜しげもなく注ぎ込んだ人でもあります。
そんな彼のエピソードで最も有名なものがサンタクロースの原点になります。

それは身売りされそうだった三姉妹を救ったお話です。

商売に失敗した男が落ちぶれ、ついに三人の娘を身売りするところまで追い詰められていました。
不憫に思ったニコラウスは、誰にも見つからない夜中にこっそりと、三姉妹の部屋の窓から金貨(あるいはお金)を投げ入れました。
そうしたことがニ度続き、三姉妹の身売りもせずにすみそうな程、生活を取り戻すことが出来ました。
ここで男は誰が自分たちを助けてくれたのか気になり一晩中見張ることにしたのです。

そうとも知らずニコラウスが三度目に訪れると、それを見つけた男が飛び出し、ニコラウスの足下にすがり付きながら泣きながら礼を言ったそうです。

ちなみに部屋に投げ入れた金貨は暖炉に吊るしてあった靴下のなかに入り込んだらしく、サンタさんがプレゼントを靴下にいれるのはこれが元ネタと言われています。
後付けっぽいけどね
でも本当にそうだったのかもしれない。

他にも無実の罪で処刑されそうな人の元へ駆けつけ助けたりと、ニコラウスを慕う人たちはどんどんと増えていき、推されるように生まれ故郷に近いミラの町の司教になったのです。

折しも時代はローマ帝国がキリスト教の弾圧を止め、国教に指定した頃で、ニコラウスももう少し早ければ殉教していた可能性がありました。
実際は実に70歳以上と長生きしたそうですよ。

彼は聖人と認定され、遺骸も不朽体として保管されました。

そんな彼の事をオランダ語で「シンタ・クラース」と呼びます。




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オランダのシンタ・クラース


何故オランダなのか?

聖ニコラウスの遺骸は不朽体として保管されていましたが、1087年に南部イタリアのバーリに持ち去られてしまいます。
そして1442年、その地を征服したスペインのハプスブルク家がオランダまでの広い地域を支配し、18世紀まで宗主国となります。

協会は当時カトリックとプロテスタントで割れていましたが、聖人を祝うお祭りを許容していたカトリックは南部オランダに多く、聖ニコラウスも「シンタ・クラース」として祝われていました。

そしてそんなオランダ人たちが新大陸アメリカへ移住すると、シンタ・クラースは「サンタクロース」としてアメリカから世界に広まったというわけです。

ではオランダのシンタ・クラースとはどんなキャラクターだったのでしょうか?

これがもう我々の知るところのサンタクロースにほとんどそっくりなのです。

・老齢に蓄えた厳格なアゴヒゲ
・白い僧正の衣服に赤く長いケープ
赤い冠にルビーの指輪、金色の杖
・「アメリゴ」という白馬にまたがる
・「シンタクラースの書」という大きな赤い本を持つ。この本には1年間の良い子と悪い子が記録されている
・「ズワルトピート」という顔を黒く塗ったピエロのようなお供を二人連れている



赤い服はコカ・コーラのせい?


よく耳にする都市伝説に「サンタクロースが赤い服なのはコカ・コーラがそうしたから」という話があります。

確かにサンタクロースのビジュアルについては、

・緑色の服を着ている妖精タイプ
・灰色の修道衣を着ている修道士タイプ

こういったものもあったそうです。

しかしながら上に挙げた「シンタ・クラース」がすでに全身真っ赤ッかですし、コカ・コーラが実際サンタを広告に使用したのは1931年。
それ以前の日本にも明治時代にはすでにサンタは伝わっており赤い服を着ていると紹介された新聞記事もあるそうです。

したがってコカ・コーラが赤くしたわけではないけれど、これ以後サンタの衣装はほぼほぼで統一されたという点に関してはコカ・コーラの世界への浸透率恐るべし、と言えそうですね。


まとめ

いかがだったでしょうか。

長くなったので割愛しましたが、真っ赤なお鼻で有名なトナカイさんの名前はルドルフです。
サンタは八頭のトナカイが引くそりに乗りますが、ルドルフは九頭目のトナカイです。

赤い鼻で明るく照らし、先頭を走ってみんなを先導する役割を担います。

サンタクロースは恐ろしいほどに有名でアンチもいない、子供たちのヒーローだと思います。
そんなヒーローにもモデルとなった人物がちゃんといた、というのは襟を正すきっかけにもなるかと思います。

それではまた!

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